宅建試験

宅建の試験の難易度!他の資格と比較して難しい?

宅建試験の難易度

宅建の試験の難易度はどう?

こんにちは、ジュンです。

宅地建物取引士(宅建士)になるには、毎年1回のペースで実施されている宅建の試験に合格しないといけません。

毎年多くの人が受験している人気の国家資格ですが、「宅建の試験の難易度はどうなの?」と疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、宅建試験の難易度について書きたいと思います。

宅建試験は「法律系の資格の登竜門」と呼ばれることもあり、司法書士や行政書士などの他の法律系国家資格と比べると、宅建の試験はそこまで難しくはない、といわれます。

しかし、試験の合格率は15%~17%と非常に低く、その理由をいくつか挙げていきます。

  • 「○○○が条件」と試験の受験資格の制限が設定されていない(誰でも受験できる)
  • 不動産を取り扱う業種では、入社してから宅建の受験勉強をさせることが多い(受験者数が多い)
  • 受験者数に応じて合格点数が変化する相対評価方式が採用されている

合格率の低さで見てみると、宅建の試験の難易度はかなり高いです。

「とりあえず受験してみようかな~」という方も多いため、試験の難易度を上げて簡単に合格できないようにしています。

宅建の試験の出題範囲や出題数

試験の出題範囲は、大きくわけると「宅建業法」「民法等」「法令上の制限」「税その他」の4つです。

「意外と範囲は狭いね」とイメージしている方は多いものの、1つの科目ごとで細かく問題がわかれています。

以下では、宅建の試験の出題範囲や出題数についてまとめてみました。

<宅建業法(計20問)>
  • 宅建業法(19問)
  • 住宅瑕疵担保履行法(1問)
<法令上の制限(計8問)>
  • 都市計画法(2問)
  • 建築基準法(2問)
  • 国土利用計画法(1問)
  • 農地法(1問)
  • 宅地造成等規制法(1問)
  • 土地区画整理法(1問)
<権利関係・民法等(計14問)>
  • 民法(10問)
  • 借地借家法(2問)
  • 区分所有法(1問)
  • 不動産登記法(1問)
<税その他(計8問)>
  • 国税(1問)
  • 地方税(1問)
  • 不動産鑑定評価基準、地価公示法(1問)
  • 住宅金融支援機構(1問)
  • 景品表示法(公正競争規約)(1問)
  • 統計(1問)
  • 土地、建物(1問)

試験は全部で50問で、販売されている宅建業のテキストや問題集も4つの科目に則って編集されています。

試験の出題範囲が広くて幅広い内容の学習をする必要がありますので、宅建の難易度はそれなりに高いのです。

宅建の試験の受験者数や合格者数

宅建試験の難易度の高さは、受験者数や合格者数、合格基準や合格率を見ればわかります。

ここでは宅建の試験に関する詳細のデータを見ていきましょう。

年度   受験者数 合格者数 合格基準点 合格率
2008年 209,415人 33,946人 33点 16.2%
2009年 195,515人 34,918人 33点 17.9%
2010年 186,542人 28,311人 36点 15.2%
2011年 188,572人 30,391人 36点 16.1%
2012年 191,169人 32,000人 33点 16.7%
2013年 186,304人 28,470人 33点 15.3%
2014年 192,029人 33,670人 32点 17.5%
2015年 194,926人 30,028人 31点 15.4%
2016年 198,463人 30,589人 35点 15.4%
2017年 209,354人 32,644人 35点 15.6%
2018年 213,993人 33,360人 37点 15.6%

合格最低点は年度によって違いがありますが、70%以上の正解率は確保したいところですね。

宅建の試験の難易度!勉強時間はどのくらい?

宅建の試験は出題範囲が広くて難易度が高いため、長い勉強時間の確保が必要だと心得ておかないといけません。

勉強のやり方によって差はあるものの、目安の勉強時間は初学者で200時間~300時間、経験者で100時間~150時間です。

不動産業界で働いた経験をお持ちの方は、短い勉強時間でも宅建の試験に合格できますよ。

250時間の勉強を行うと仮定して、1日の勉強時間別で学習期間の目安をまとめてみました。

  • 1日に1時間で8ヵ月(2月中旬から学習スタート)
  • 1日に2時間で4ヵ月(6月中旬から学習スタート)
  • 1日に3時間で3ヵ月(7月中旬から学習スタート)
  • 1日に4時間で2ヵ月(8月中旬から学習スタート)

あまりにも早くから学習を始めると、途中でだらけてモチベーションの維持が難しくなりますので、1日の平均勉強時間に合わせて学習をスタートする時期を決めるのが宅建の試験に合格する上で押さえておきたいポイントです。

なお、宅建試験の合格に必要な勉強時間の詳細や、どのような順番で勉強すればよいのか、などについては、

下記の記事に詳細に説明してありますので、よろしければ参考にしてください。

宅建の勉強時間
宅建の試験の勉強時間や勉強する順番まとめ!宅建の試験の勉強時間はどのくらい? 不動産業界への就職や転職を目指すに当たり、宅建の資格は欠かせません。 入社してから宅建の合格...

 

宅建の試験は独学で合格できる?

試験は難易度が高いのですが、独学で合格した人もいます。

勉強のスケジュールをしっかりと立てたり過去問対策を徹底したりすれば、宅地建物取引士(宅建士)の取得が可能です。

しかし、宅建の試験勉強を独学で行うに当たり、次のデメリットがありますので注意しないといけません。

  • どの教材やテキストを選んで学習すれば良いのかわからない
  • プロの講師に疑問点を相談できない(自分で解決する必要がある)
  • 意思が弱いと途中で挫折しやすい(モチベーションの維持が難しい)

簡単に合格できるような試験ではありませんので、宅建の勉強においては、きちんとプロの講師に教わるのがベターです。

ただし、「どうしても費用をかけられない」という方も多いと思います。

独学で、できるだけお金をかけずに宅建に一発合格する方法」については、下記記事を参考にしてください。

宅建 独学勉強法
独学で宅建士になる方法|独学で宅建に一発合格するための近道とはこんにちは、ジュンです。 宅建の受験者の多くはビジネスマン、社会人です。そのため、時間とコストの制約のなかで、選択できる学習方法は...

 

宅建の試験は大学生でも合格できる?

宅建の試験に受験資格はなく、20歳未満の未成年者でも受けることができます。

平成29年度試験では13歳、平成18年度試験では12歳で合格した少年がいました。

つまり、勉強をして正しい知識を身につければ宅建の試験に合格できますので、大学生にもおすすめの資格ですね。

なぜ大学生に宅建の試験が向いているのかいくつか見ていきましょう。

  • 大学で勉強した法律の知識を活かして効率良く勉強ができる
  • 就職活動をバックアップしてくれる(自分のアピール要素になる)
  • 不動産業界を志望するなら内定獲得率が遥かにアップする

本気で学習すれば一発合格も不可能ではありませんので、将来のために大学生も試験勉強を始めてみてください。

宅建の試験の難易度!偏差値ランキングをまとめてみた

宅建の試験の難易度が他の資格と比較してどうなのか、偏差値ランキングを見ていきましょう。

  • 偏差値77:「国家公務員」「公認会計士」
  • 偏差値76:「司法書士」「JPO」
  • 偏差値75:「税理士」「司法試験予備試験」
  • 偏差値74:「医師」「不動産鑑定士」
  • 偏差値73:「裁判所事務官」
  • 偏差値72:「国立国会図書館職員」
  • 偏差値71:「ITストラテジスト試験」
  • 偏差値70:「参議院事務局衛視」「外務省専門職員」
  • 偏差値57「宅建士(宅地建物取引士)」「社会福祉士」「情報セキュリティ技術認定試験」

超難関資格と比べてみると、宅建の試験の偏差値は低くなっています。

公認会計士や司法書士と比較すれば遥かに合格しやすい資格ですので、サラリーマンが働きながら宅建の試験に合格することも十分に可能です。

宅建の試験の難易度!他の資格と比較して難しい?

以下では、宅建の試験と他の比較を難易度で比較してみました。

  • 社労士を比較:社労士は社会保険のエキスパートを育成する国家資格で、合格率は4%~6%と宅建よりも難易度が高い
  • マンション管理士を比較:マンション管理士は毎回合格率が10%に届かない難関の資格で、宅建よりも難しい
  • 管理業務主任者を比較:管理業務主任者はマンション管理のエキスパートで、合格率は宅建よりも高い
  • 土地家屋調査士を比較:土地家屋調査士は合格率が6%~7%と低く、宅建からステップアップする目的で取得する人が多い
  • 不動産鑑定士を比較:不動産鑑定士の最終合格率は2%~3%と宅建よりも遥かに難易度が高い国家資格
  • 登録販売者を比較:一般用医薬品販売の資格の登録販売者は、合格率が43%前後と宅建よりも遥かに簡単
  • 簿記2級を比較:合格率や勉強時間で比較してみると、宅建と簿記2級は同じくらいのレベルだと考えて良い
  • 中小企業診断士を比較:中小企業の経営問題に対応するための助言を行う中小企業診断士は、宅建よりも難易度が高い資格
  • FP1級を比較:合格率や学習範囲で比較してみると、宅建よりもファイナンシャルプランナー1級の試験の方が難しい

社労士やマンション管理士など、宅建よりも難しい資格はたくさんあります。

中には宅建と深い関わりのある資格もありますので、ステップアップする目的でダブルライセンスを目指すのも選択肢の一つです。

宅建と他の資格のダブルライセンスについては、下記記事を参考にしてください。

宅建 ダブルライセンス
宅建と他の資格のダブルライセンスをおすすめする理由宅建と他の資格のダブルライセンスをおすすめする理由はこれだ! 宅建の試験に合格して宅地建物取引士(宅建士)になると、就職や転職で大いに...

 

まとめ

以上のように、宅建の試験の難易度や合格率、他の資格との比較について詳しくまとめてみました。

難易度が激高の国家資格ではありませんが、勉強時間の目安は100時間~300時間とそれなりの期間がかかります。

初学者の場合は基礎知識を頭に入れるまでに時間がかかりますので、しっかりとスケジュールを組んで試験勉強に取り組んでみてください。

宅建試験関連については、下記の記事も参考にしてください。