主婦が宅建の独学に向いている理由
こんにちは、トシゾーです。
今回は、育児をしながら見事独学で宅建に合格したアラフォー主婦・ヨシエさんの合格体験記をご紹介します。
宅建士の資格試験には、年齢や性別などの制限はありません。
誰でも勉強して受験できる国家資格で、独学で宅建士を目指す主婦も増えています。
「宅建士は男性なのでは?」とイメージしている方は多いのですが、女性も取得できる資格です。
主婦は次の理由で宅建試験の独学に向いていますよ。
- 「育児が落ち着いたら再就職したい」という情熱が誰よりも強い
- 家事や育児の空いた時間を有効活用して学習する時間を作れる
- 今までに家事という同じことの繰り返しをコツコツとこなしてきた我慢強さを持っている
- 段取りが上手で色々なことを併用できるスキルを持っている女性が多い
宅建の資格は就職や転職で大いに役立ちますので、再就職を願う主婦にもおすすめです。
それではヨシエさん、どうぞよろしくお願いします!
育児をしながら宅建試験に合格した主婦の体験記
はじめまして、ヨシエです。
私は30歳の時に結婚し、子供を産んで専業主婦になりました。
正社員経験が短くてこれといった資格も持っていなかったので、宅建の勉強を始めることに!
宅建の勉強を始める前までは、「主婦が育児をしながら試験に合格して資格を取得するなんて難しいのでは?」と思っていました。
私と同じような気持ちでいる主婦の方は少なくないと思います。
しかし、法律に関する知識を持っていなかった私でも、育児をしながら宅建試験に合格できたのです。
ここでは、主婦の私が宅建試験に合格した体験記をまとめていきます。
宅建士を選んだのはチャンスの幅を広げられるから
私が数多くの資格の中でも宅建士を選んだのは、次の4つが大きな理由です。
- 実務経験を持っていなくても、宅建の資格があれば不動産業界への就職で有利になる
- 不動産業界だけではなく金融業界や保険会社など、再就職のチャンスの幅を広げられる
- 不動産会社の全ての人間が宅建資格を持っているわけではないので、キャリア面や収入面で有利な立場に立てる
- 信頼できる不動産会社を探したり有利な条件の物件を見つけたりと、将来的にマイホームを建てる際に役立つ
宅地建物取引業を営む者にとって、宅建の資格は欠かせません。
建業法や不動産登記法、土地建物の権利関係など不動産に関する様々な知識を持つ証明になりますので、私は不動産業界や金融業界に再就職する目的で宅建の試験勉強を始めようと決めたわけです。
それに、就職のチャンスの幅を広げられるだけではなく、マイホームを建てる時などプライベートでも大いに活用できます。
夫はそこらへんに疎い人なので、私が勉強して宅建士を目指すことにしました。
スキマ時間を活用して宅建の勉強に取り組むことに
いざ宅建の勉強を始めてみると、家事や育児と両立させるのはそこまで難しくありません。
外で仕事をしている人と比べてみると、私のような専業主婦の方が宅建の勉強の時間を確保しやすいですよ。
私は子育てをしながらも、次のようにスキマ時間を活用して宅建の勉強に取り組んでいました。
- 子供が起きる前の朝5時~6時の頭がフレッシュな時間に参考書やテキストで苦手科目をおさらいする
- 夫の朝食を作り、子供を保育園に送り出して家事をしたり昼食を作ったりする
- 昼食を食べながらスマホアプリを使って細かい数値を暗記する
- 子供を迎えに行って帰ってきた後は、ちょっとした時間を見つけて過去問や教科書の解読に費やす
- 子供を寝かしつけた後は、寝るまでの1時間~2時間を利用して再度同じ内容を繰り返し暗記する
日によって多少は変わりますが、1日の流れやスケジュールはこんな感じです。
勉強している内容は宅建の参考書を読んだり過去問を解いたりと、他の人と違ったことはしていません。
ただ、家事や育児で疲れている時も、休むことは避けて少しでも知識を頭に入れようと頑張っていました。
流石に風邪で体調を崩した時はゆっくりと寝て休んでいましたが・・・。
たった少しの時間でも上手く活用して、宅建の学習に取り組むのが合格の近道だと思います。
モチベーションをキープするためにも、勉強が楽しいと思えるように内容を自分と関連させたり、マイホームを建てるシミュレーションをしたりするのが良いでしょう。
独学で宅建合格を目指すなら複数の参考書やテキストを使うべき
毎年難化が予想される宅建士の試験ですが、基本的にやるべき内容は変わりません。
しかし、私のように独学で宅建合格を目指すのであれば、なるべく複数の参考書やテキストを使った方が良いですよ。
「お金がかかるのがちょっと・・・」と最初は私も思っていたのですが、複数のテキストを読み込んだりマンガを上手く活用したりすると、スっと頭に入ってきます。
標準的な問題集や要点集を繰り返し学習するのが宅建合格の近道だと考えて、私は1年間程度の期間をかけて勉強しました。
ここでは、私が実際に使った宅建のテキストや過去問集をいくつか紹介していきます。
世界一おもしろいぶっちぎり宅建士 合格テキスト&過去問ベストセレクトシリーズ:わかりやすいだけではなく面白いので記憶に定着しやすい
みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集:内容がやさしい順番で掲載されているので、宅建の勉強をスタートする人におすすめ
パーフェクト宅建 基本予想問題集:丁寧な解説で理解力が増すワンランク上の学習ができるオリジナル問題集で、アウトプット学習の特化を目標にしている
参考書や過去問をベースにして、スマホアプリやマンガも利用しました。
スマホアプリは無料でダウンロードできるサービスが多いので安心です。
無事に宅建試験に合格!
勉強の最中はモチベーションが下がることもありましたが、様々な苦悩を乗り越えて私は見事宅建試験に合格できました。
本番の試験は一発目でしたので、「やることはやった。不合格でも来年また挑戦すれば良い。」と思うことに。
結果が出るまではドキドキでいっぱいでしたが、合格の通知が届いて喜びのあまり声が出ましたよ。
育児をこなしながらも宅建の試験に合格できたのは、とにかく諦めずに勉強を継続したからです。
合格までの期間もそこまで長くはなかったので、効率良く取り組むことができた証かもしれませんね。
もちろん、宅建士合格がゴールではありませんので、これからこの資格を活かして再就職を考えていきます。
宅地建物取引士の資格を取得できたことで、「自分でもやれるんだ!」と自信を持てるようになったのも大きいです。
まとめ
以上、ヨシエさんの合格体験記でした。ヨシエさん、ありがとうございました!
さて、宅建試験の合格者の内訳を見てみると、全体的に主婦の割合はそこまで多くありません。
しかし、宅建士の資格を取得できた主婦や女性は少しずつ増えていて、家庭生活と両立したい主婦が働きやすい環境の不動産業界が増えているからです。
家事や育児で忙しい主婦も自分のペースで合格を目指せますので、同じような状況の方は就職やキャリアアップのために宅建の学習に取り組んでみてはいかがでしょうか。
.
<宅建試験の合格体験記 一覧>