マン管・管業

マンション管理士の独学用テキスト~独学におすすめのテキストや参考書【2022年向け最新版】

マンション管理士の独学用テキスト

書店に行くと、色々な種類のマンション管理士のテキストが置かれています。

これからマンション管理士の勉強を始めようという方にとって、

どのテキストが自分に最適なのか?

ということを判断するのは、非常に難しいと思います。

そこで、今回は、マンション管理士試験を独学で勉強される方向けに、最適なテキストをランキング形式で紹介します。

このランキングは、管理人の主観も入っていますので、もしかすると、あなたに最適なテキストとは微妙に違う点もあるかも知れません。

しかし、ランキングに登場する各テキストを選んだ理由や、そのテキストが向く方なども記載していますので、

そちらを参考にすれば、あなたに合うテキストが必ず見つかるはずです。

ぜひ、ランキングを参考にして、あなたに最適な独学向けテキストを見つけて欲しいと思います。

マンション管理士の独学用テキスト 選び方と使い方

まず、テキストの選び方・選んだ後の効果的な使い方について説明します。

独学用テキストは、1冊に絞って使う

マンション管理士に限りませんが、試験勉強を始めると、何冊ものテキスト(色々な出版社の基本テキスト)を、次々に手をつける方がいます。

気持ちは分かります。特に独学は、周りにアドバイスなどをしてくれる方はいませんから

「この方法で勉強を続けて、本当に受かるのだろうか」

と不安になることもあるでしょう。

しかし、考えても見てください。

様々なテキストの冒頭だけ、つまみ食いのように手を付けることを繰り返す・・・そんなことをしている間に、時間ばかりが過ぎてしまいます。

極端な話、

どんなテキストであれ、それ一冊を信じて勉強に打ち込めば、合格できないことはない!

というもの真実です。

↑こんなことを書くと、このランキング記事の存在意義が問われそうですが(苦笑)、

少なくとも、市販のテキストでは、様々なチェックをクリアして、書店に並んでいるわけです。

どれも、一定のレベルをクリアしていることには、間違いありません。

このランキングは、そうした一定のレベルをクリアしたテキストの中から、あなたに最適な一冊を選ぶもの、と考えてください。

そして、一旦選んだら、そのテキストを信じてやり抜く。

もちろん、どうしても「自分に合わない」と思ったら、一度ぐらいは他の書籍に変更しても構いません。

しかし、色々なテキストに目移りして、あれこれ手を出すことは絶対にやめてくださいね。

初学者と学習経験者ではテキストの選び方が異なる

書店やネット通販では、下記のようにたくさんの種類のマンション管理士合格を目指すテキストや参考書が販売されています。

  • 文章がコンパクトにまとめられ、図表が多く、読みやすいテキスト
  • 情報量(文章)が多く内容が充実したテキスト
  • 科目ごとに分冊されて全ての内容を網羅しており、完全合格を狙うテキスト
  • テキストと問題集が一体となったコストパフォーマンスの高いテキスト

「絶対に○○○を使うべき!」と明確に決まっているわけではありませんが、初学者と学習経験者では選ぶテキストが異なります。

全ての内容を網羅して完全合格を狙うようなテキストは、初学者にとって読みにくいと感じることが多く、初歩の段階で躓いてしまいがちです。

その結果、勉強が嫌になることもありますので、全くの初学者の場合は文章がコンパクトにまとめられて図表・イラスト付きの見やすさを重視したテキストを選べば、スムーズに学習に入れます。

ただし、文章がコンパクトで図表・イラストが多いテキストは一部の内容が省略されていることがありますので、その分、過去問演習を増やすなどの対策が必要です。

一方、そうしたテキストに比べ、情報量が多く内容が充実したテキストは学習経験者向きです。

実績が高く経験豊富な手資格試験(国家資格)の予備校(資格スクール)であるTACでは、社労士試験の基本テキストとして以下2つのタイプの基本テキストを販売しています。

  • 文章がコンパクトで図表が多く、読みやすいテキスト
  • 科目ごとに分冊されて全ての内容を網羅しており、完全合格を狙うテキスト

大手の資格試験の予備校が独自の工夫で長年培ってきたノウハウが詰まっていますので、あなたと相性がよいテキストを選んで欲しいと思います。

初学者は基本を押さえたテキスト(参考書)を選ぶ

無理なくマンション管理士の試験勉強を進めるには、自分のレベルに合ったテキストを選ぶべきです。

全くの初学者・独学の初心者の場合は文章がコンパクトで図解が多いなど、読みやすく基本を押さえたテキストだとスムーズに試験勉強を始めることができます。

一度に様々な法律知識を頭に詰め込んでも、記憶に定着しなければ意味がありません。

全くの初学者・独学の初心者はマンション管理士試験のベースになる基本的知識を習得することが合格の第一歩ですので、できるだけ文字が少なくて分かりやすいテキストを使うメリットがあります。

ただし前述したとおり、図表が多いテキストは文字量が少ない分、一部の内容が省略されています。

そのため、マンション管理士の学習をスタートした段階から、過去問題集を併用することで知識を補うことが必要です。

問題集を繰り返して解説文をしっかりと読んでいれば、テキストに不足する情報を補いつつ、理解を格段に深められますよ。

また、初学者・独学者でも、ある程度法律に親しんでいたり、テキストを読むことに抵抗の無い方には、情報量(文章)が多く内容が充実したテキストの方をおすすめします。

基礎知識が備わっている学習経験者は内容が充実したテキストを選ぶ

すでに宅建の資格を持っていたり、一度マンション管理士の試験を受験して落ちてしまったりという方は、科目別テキストや情報量の多い(分厚くて文字の多い)テキストがおすすめです。

というのも、初学者用の図表が多く読みやすいテキストは基本事項に特化しているため、学習経験者には「内容が物足りない」と感じることが多いからです。

学習経験者には、深い知識を体系的に網羅した本格的なテキストがマッチするでしょう。

情報量が多いテキストでも科目別のものを選べば、1冊1冊はそこまで厚くないので、持ち歩く際にも支障はありません。

ただし、科目別のテキストは全ての内容を網羅していて「完全合格を狙う」タイプのテキストになっています。「できるだけ効率的に」というタイプの受験生には向きません。勉強する時間の充分にある受験生向き、ということを覚えておきましょう。

テキストと並行して過去問題集を解く

初学者と学習経験者のどちらにとっても、テキストを読むだけでなく、過去問題や予想問題を解くことは重要です。

マンション管理士の試験対策において、過去問や予想問題集は次の理由で欠かせません。

  • 過去問を繰り返し解くことで、出題傾向や出題論点をしっかりと把握しながら苦手分野を見つけ出せる
  • 予想問題集は出題傾向の分析で翌年に出題されやすい問題が掲載されているため、試験直前の対策に向いている

テキストと過去問や予想問題集を駆使して、マンション管理士の試験勉強を続けてみてください。

入門テキストと基本テキスト、問題集は、同じシリーズを選ぶ

マンション管理士試験は難関であるため、各出版社とも、基本テキスト・問題集以外に、薄い入門書も販売しています。

これらは、それぞれの関連ページ番号を記載してあるなど、リンクしているため、同じシリーズで揃えた方が、時間短縮になります。変なストレスを感じることもありません。

そして、肝心なことは「どのシリーズを選ぶか」ということですが、

あなたに一番合う「基本テキスト」のシリーズを選ぶ

というのが正解です。

当然といえば当然のことなのですが、時々、「入門テキストが読みやすかった」という理由でシリーズを選んだ結果、そのシリーズの基本テキストが合わなかった、という方もいます。

その場合、基本テキストを買いなおすなど、費用や時間のロスが発生してしまいますので、

必ず、基本テキストをチェックしてから使うシリーズを決めるようにしましょう。

最新版のテキストを利用する(特に独学では重要)

メルカリなどのフリマアプリなどで、過去のテキストや問題集が売られているのをよく見かけます。

マンション管理士のテキスト・問題集は決して安くはないので、メルカリなどで安く売られているのを見ると、「これで良いかな?」と思ってしまうかも知れません。

しかし、マンション管理士試験では、最新のテキスト等を利用するのが鉄則です。

というのも、マンション管理士試験では、法改正した箇所がよく問われます。

当然ですが、最新の市販のテキスト・参考書では、そうした法改正にも、きちんと対応しています。

過去年度のテキストでは法改正に対応できていないため、そうしたもので勉強していると、まちがった知識で覚えてしまう場合があります。

特に独学では、あなたが間違えて覚えてしまった知識を、誰も指摘してはくれません

必ず、最新のテキストを利用してください。

過去問題集は論点別(体系別、テーマ別)のものを使う

過去問題集は、論点別(体系別、テーマ別)のものを使いましょう。

過去問題集は、年度別と論点別の2種類に大別されます。

年度別は分かりやすいですよね。

・令和2年度試験問題
・令和元年度試験問題
・平成30年度試験問題

と年度別に編集された問題集です。

この年度別だと、あるテーマをテキストで読んだ後すぐに、同じテーマの問題だけを探すのは一苦労です。

一方、テーマ別過去問でしたら、一つの科目の問題がまとめられているため効率よく学習できます。

さらに、同じテーマの様々な過去問を解いていくなかで、テキストを曖昧に読んでいたり、理解できていなかった箇所を修正することもできます。

またよく出題される論点ほど集中して解くことになるので、出題傾向や出題のされ方が自然にイメージできるようになります。

過去問の間違った使い方をしない

過去問の間違った使い方とは、どんな使い方だと思いますか?

それは、過去問を解いた後、正解か不正解だけチェックし、すぐに次の問題に進んでしまうことです。

知識を正確に身に付けるために過去問を解いているのですから,単に正解しただけで満足せず、不正解の選択肢も含めて

「この選択肢は、なぜ正しい(間違っている)のか」

を正確に理解するまで解説を読み込みましょう。

このような学習を繰り返すことで、確かな知識が身に付きます。

5肢択一式と一問一答(あしべつ)、どちらがよい?

マンション管理士試験の市販の過去問題集は、「4肢択一式」と「一問一答(あしべつ)」のいずれかがほとんどです。

試験の形式に慣れる、という意味では「4肢択一式」が良いように思うかも知れませんが、実は「5肢択一式」には落とし穴があります。

それは、「4肢択一式だと、ある問題で正解が分かってしまうと、残りの問題を流してしまう」ようなことが起こりやすいのです。

もちろん、本番試験であれば「時間を有効に使う」という観点から、そのようなテクニックは必要かも知れません。しかし、試験勉強においては違います。

「正解が分かったから残りの問題は流そう」「消去法で正解を選ぼう」など、正解を選べたらそれでよい訳ではありません。

前項のとおり、「すべての問題が、なぜ正しいのか(間違っているのか)が理解する」ことの方が何倍も重要です。

実際、問題演習で間違うことには何の問題もありません。むしろ、不確実な知識で正解を選んでしまうよりも、間違えた結果、復習して知識が正確に身に付くのであれば、そちらの方が望ましいです。

以上、4肢択一式には陥りがちなワナがありますので、慣れるまでは一問一答(あしべつ)の方が正しい勉強習慣をつけやすいと思います。

もちろん、一問一問しっかりチェックできる方は、どちらの形式の問題集でも大丈夫でしょう。

スキマ時間を利用して確実に合格したいなら、通信講座の利用も検討する

ここまで、マンション管理士の独学で市販のテキストを使う理由を見てきました。

現在販売されている市販のテキストは、どれも工夫されています。

今回のランキングを参考に、あなたに最適なテキストを選び、きちんと勉強すれば、独学でも合格することはできるでしょう。

ただし、初学者の場合、テキストを使った独学だと、どうしても理解が追い付かず、本番までに間に合わない、ということも考えられます。

その場合、低価格なスマホ対応通信講座の利用も視野に入れてましょう。

スマホ動画対応通信講座では、同じようなテキストを使っていても、専門講師の先生が、分かりやすい話し言葉で、かみ砕いて説明してくれます。

また、テキストを開けないような満員電車の通勤中でも、スマホを使って動画を見ることは可能です。

このように、スマホ対応の通信講座なら、スキマ時間を徹底的に使い倒すこともできます。

ですので、もし、あなたが

市販のテキストを使うよりも、もっと早く試験勉強も仕上げたい

と思うのであれば、スマホ動画対応の通信講座も検討してみてください。

スマホ動画対応通信講座を選ぶポイントとしては

  • オンラインまたはダウンロードして、すべての動画講義をアプリで視聴できる
  • テキストや問題集もアプリで読める
  • ゲーム感覚で楽しめてモチベーションが続く一問一答機能などがある
  • アプリならではの学習スケジュールや横断検索機能などが充実している

などの機能が揃っているかどうかをチェックすべきです。

具体的には、「フォーサイト」や「スタディング」のオンライン通信講座が、上記のポイントを網羅しており、おすすめです。

※フォーサイトもスタディングも、一つのパッケージに「PCで学習するWeb版」も同梱されていますので、スマホだけでしか勉強できない訳ではありません。

値段は4~7万円程度と、独学よりは費用がかかりますが、「本気で合格を狙っている」なら、こうした高品質なスマホ対応通信講座も検討してみてください。

マンション管理士試験 独学テキストを活用した勉強時間

独学の場合と資格スクール(通信・通学)を活用した場合、勉強時間にどれぐらいの差が出てくるのでしょうか?

あくまで一般論ですが、マンション管理士試験に挑戦する場合、独学なのか予備校(通信講座)を利用するのかで、以下のように勉強時間の目安は変わります。

  • 独学でマンション管理士の試験に合格するまでは600時間
  • 予備校や通信講座の利用で行政書士の試験に合格するまでは500時間

特に初学者が独学で合格するには約600時間、期間に換算すると半年~1年間程度はかかると心得ておいた方が良いでしょう。

かなりの長期間に渡って勉強を継続しないといけないため、多くの受験生は専門学校や通信講座を利用してマンション管理士の勉強を始めています。

独学とは違ってあらかじめカリキュラムや勉強方法が決まっていますので、マンション管理士に合格するまでの時間を短縮できるわけです。

マンション管理士の独学用テキスト ランキング

それでは、管理人の選ぶ、マンション管理士試験独学用テキストのランキングを見ていきましょう。

らくらくわかる! マンション管理士 速習テキスト(TAC出版)



管理人のおすすめ第1位はTAC出版の「らくらくわかる! マンション管理士 速習テキスト」です。

実は、このテキスト以外の市販テキストは「マンション管理士試験&管理業務主任者試験」の両方に対応した内容になっています。

もちろん、両方に対応した方が「お得」であることは間違いないのですが、「らくらくわかる! マンション管理士 速習テキスト」は、あえて「マンション管理士試験専用」の構成になっているのです。

その分、マンション管理士の受験生にとって無駄な内容がありません。

さらに「マンション管理士試験の頻出事項に絞った内容」としているため、

「マンション管理士試験に独学で最短合格を狙うなら、必須のテキスト」

と言っても過言ではないでしょう。

「ですます」調で読みやすく、豊富な「具体例」や「図表」を使って説明・整理してあるので、初学者でも分かりやすいです。

「これからマンション管理士の勉強を始めたい!」

という方は、ぜひ書店で「らくらくわかる! マンション管理士 速習テキスト」をチェックしてみてください。

マンション管理士 管理業務主任者 Wマスターテキスト


管理人のおすすめ第2位は「マンション管理士 管理業務主任者 Wマスターテキスト」です。

前項でも説明したとおり、おすすめ第1位の「らくらくわかる! マンション管理士 速習テキスト」以外のテキストは全て「マンション管理士試験&管理業務主任者試験」のダブル受験対策のテキストとなっています。

というわけで、こちらの「マンション管理士 管理業務主任者 Wマスターテキスト」もダブル受験用ですね。

実は、ダブル受験用テキストの全体的な傾向として「知識を詰め込み過ぎる」という点が挙げられます。

そのようなテキストは「ある程度の学習が進んでいる受験経験者」には良いと思うのですが、初学者や最短合格を狙う方にとってはヘビー過ぎますよね。

しかし、こちらの「マンション管理士 管理業務主任者 Wマスターテキスト」はダブル受験対応でありながら、膨大な試験範囲の中から頻出事項に上手に整理された内容となっています。

「ですます」調で読みやすいですし、分かりやすさから言えば、おすすめ第1位の「らくらくわかる! マンション管理士 速習テキスト」と甲乙つけがたい印象です。

以上、今回は「マンション管理士試験に最適なテキスト」ということで、同試験専用の「らくらくわかる! マンション管理士 速習テキスト」を1位としましたが、

ダブル受験で最短合格を狙いたい初学者の方には、こちらの「マンション管理士 管理業務主任者 Wマスターテキスト」が最適かと思います。

ご自身の目的に合わせて選んでみてください。

マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト (上・中・下) (TAC出版)


管理人のおすすめ第3位は「マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト (上・中・下) 」です。

書籍名から分かるように、こちらもマンション管理士試験&管理業務主任者試験のダブル受験用です。

おすすめ第1位の「らくらくわかる! マンション管理士 速習テキスト」と同様、TAC出版の本ですが、こちらは「らくらくわかる! マンション管理士 速習テキスト」と違い、内容がかなり細かく書かれています。

そのため、ダブル受験を目指す人の中でも、受験経験者や「短期合格よりも、高得点での合格を目指す」という方におすすめの書籍と言えるでしょう。

文章は「である」調で、上位2冊よりも教科書的なトーンとなっています。

出る順管理業務主任者・マンション管理士 合格テキスト(LEC東京リーガルマインド)


管理人のおすすめ第4位は「出る順管理業務主任者・マンション管理士 合格テキスト 」です。

こちらは第3位の「マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト (上・中・下) 」と同様、かなり詳細な内容となっています。

ただし、「マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト (上・中・下) 」が3巻に分かれていたのに対し、「出る順管理業務主任者・マンション管理士 合格テキスト 」は1冊だけ買えばOKです。

かなり分厚いのですが、3冊にセパレートとして持ち運べる仕様となっています。

また、第3位の「マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト (上・中・下) 」と同じく「である」調の教科書的なトーンであり、両者は似たようなコンセプトかと思います。

個人的には「マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト (上・中・下) 」のほうが整理されている、と感じましたが、詳細なテキストを望まれている方は両者を読み比べてチェックするのが良いかと思います。

マンション管理士 独学のメリットとデメリット

マンション管理士を独学で勉強するメリット

マンション管理士の勉強を独学で行うメリットは次の3つです。

  • 余計な費用やコストをかけずに済む(最低限の参考書代やテキスト代だけでOK)
  • 空いている時間を見つけてマイペースで勉強を継続できる
  • 時間と場所を選ばずに取り組むことができる

予備校や通信講座を利用する場合、それなりの費用を負担しないといけません。

しかし、独学であれば金銭的な負担を抑えて行政書士の勉強や学習に取り組むことができます。

マンション管理士を独学で勉強するデメリット

マンション管理士を独学で勉強するのはお金がかからない代わりに、以下のデメリットやリスクがありますので注意しましょう。

  • 教材や参考書を自分で選ばないといけない(選び方が間違っていると効率良く勉強できない)
  • 何か疑問点や不安点が浮かんだ時に質問ができない
  • 勉強が捗らないとやる気やモチベーションが低下しやすい
  • 日常生活に追われて勉強の時間を確保できないケースも多い

プロの講師による指導を受けながら行政書士の勉強を続けたいのであれば、予備校や通信講座を利用すべきです。

独学を成功させる勉強法のポイント

しっかりと勉強時間を確保する

多くの不合格者に話を伺った結果、試験に落ちた理由のNO.1は「勉強時間が足りなかった」ことです。

当初は、十分な時間をかけて勉強しようと考えていても、仕事をしながらの受験生が多いため、計画したとおりに勉強時間が取れないことが良くあります。

それに加え、独学では専門の講師による講義やサポートを受けられないため、時間をロスしてしまうことも多いのです。

マンション管理士の合格までに600時間を費やすと仮定すると、1日に3時間の勉強で1ヵ月に90時間、トータルで7ヵ月はかかります。

平日に仕事をしながら1日3時間の勉強時間を確保するのは意外と大変ですので、もっと長い期間を見積もっておいた方が良いでしょう。

マンション管理士で行政書士の資格を取得したいのであれば、しっかりと勉強時間と期間を確保するのが大事ですよ。

過去問を繰り返し解く

他の資格試験にも該当しますが、独学でマンション管理士の合格を目指すに当たって過去問は必須アイテムです。

ここでは参考書やテキストに加えて、過去問を使って行政書士試験の対策を行うべき理由をいくつか挙げていきます。

  • 新しい試験問題は過去問を参考にして作られる傾向がある
  • 試験で頻出する問題や論点を把握できるようになる
  • 一問一答式の過去問はスキマ時間を有効活用して学習できる

過去問で問われた趣旨や論点を理解していれば、角度を変えて出題されたとしてもしっかりと対応できます。

インプットで基本的知識を固めた後は、問題をどんどん解くアウトプットに切り替えて行政書士の試験対策を行いましょう。

もちろん、過去問を解いて理解できなかった部分は、参考書やテキストに戻って復習すべきですね。

独学の方は、ブログやSNSなどを通じて他の受験生と繋がる

市販のテキストを使って独学をしている方は、学習のペースが乱れたりモチベーションが下がったりしがちです。

そんな時は、ブログやSNSを通じて他の受験生と繋がるのがおすすめです。

過度にブログやSNSに依存するのは逆効果ですが、息抜き程度に他の受験生のブログやSNSなどを読むと、「自分も頑張ろう!」と良い刺激になりますよ。

毎日勉強したことを、自分でブログやSNSに発信してもよいですし、頑張っている他の受験生を応援する意味で、相手のブログなどにコメントを残してあげるのもよいですね。

他の受験生は全員が仲間だと思い、お互い応援し合いながら、モチベーションを高めて合格まで突き進みましょう。

著者情報
氏名 西俊明
保有資格 中小企業診断士 , 宅地建物取引士
所属 合同会社ライトサポートアンドコミュニケーション