宅建コラム

宅建士に英語力は必要?英語学習で押さえておきたいポイントは?

宅建士に英語力は必要?

宅建士の試験に英語力は関係なし!

就職や転職に役立てる目的で、宅建士の資格取得を目指す方は増えています。

宅建試験は、毎年20万人近くが受験している人気の資格ですね。

宅建士を目指すに当たり、英語力などの語学力は必須ではありません。

中学レベルの英語しかできない方でも、不動産取引に関する専門知識を有していれば宅建試験に合格して宅地建物取引士になることはできます。

宅建試験の出題科目は次の4つで、それぞれの大まかな特徴について見ていきましょう。

  • 宅建業法:宅建試験で最も問題の出題数の多い重要な科目で、宅建士になってからも必要な重要事項の説明や37条書面に関する内容
  • 権利関係:土地と建物についての権利関係に関する問題が多く、「民法」「借地借家法」「不動産登記法」と範囲は幅広い
  • 法令上の制限:土地と建物に関する法令上の制限に関する科目で、暗記しなければならない項目が非常に多い
  • 税・その他:税金や土地に関する問題が出題される科目で、基本を押さえておけば解けるものが多い

他の国家資格と比較してみると、宅建試験の科目はそこまで多くありません。

20問前後が出題される宅建業法の科目を完璧にしていれば、宅建士の合格は確実に近づきます。

科目ごとの足切り(科目別の合格ライン)は特にありませんが、宅建業法以外の科目の学習もきちんと行うべきです。

宅建士に英語力は必要なの?

宅建試験に英語力の有無は関係ありませんが、宅建士になってからは業務で英語が役立つことがあります。

宅建士は日本の不動産売買の特定業務を独占して行える国家資格で、基本的には日本人のお客様に対しての対応です。

不動産会社に勤める場合も保険会社で働く場合も、日本人への対応がメインになりますので、英語力は必須ではありません。

しかし、英語力が高くてバリバリ話せる宅建士は、他の資格保有者と比べて優遇される傾向があります。

実際に宅建士や不動産関係の求人情報を見てみると、下記のような案件がたくさんありました。

  • 英語力に自信のある人大歓迎
  • グローバルな人材になりたい方募集
  • 英語がネイティブな方を求めています
  • 英語での海外不動産購入サポート業務あり
  • 資格及び英語力等の能力手当てあり

「宅建士+英語力」を優遇する求人の数が増えていますので、「英語が話せても全く意味がない」とは言い切れないでしょう。

他の能力やスキルが同じであれば、英語力の高い宅建士を採用したいと企業は考えますよ。

業種や職種によって変わりますので一概には説明できませんが、宅建士にとって英語力は決して無駄ではありません。

英語力を活かした宅建士の仕事内容とは?

英語を全く話せない人でも、宅建士の従来通りの業務は問題なくこなすことができます。

しかし、「宅建業務の経験」+「ビジネス英語力」の両方を満たす宅建士は、転職市場で重宝されやすいのが特徴です。

英語力を活かした宅建士の仕事内容は不動産売買と賃貸物件の斡旋の2つで、それぞれが一体何を指しているのか見ていきましょう。

  • 宅地や建物の売買を行う不動産売買
  • 賃貸物件や売買物件の仲介や代理を行う物件の斡旋

上記の2つの業務は、土地や建物に関する専門知識を有していないお客様に対して詳しい説明をしないといけません。

宅建士は外国人の居住者や投資家への活動や顧客フォローを行うこともありますので、高い英語力が必要になるわけですね。

例えば、賃貸物件の紹介であれば他の物件とは違う魅力、投資に関わる不動産の売買では利回りの説明を英語で行います。

専門的な内容が出てきますので、英語で外国人の顧客に説明するとなれば高い英語力が欠かせません。

賃貸仲介営業の英語力は、現地の物件を案内して説明できるスキルを持つ宅建士であれば十分に対応できます。

定型的な会話の内容がほとんどですので、日常会話ができるレベルの英語力を持つ宅建士なら大丈夫です。

一方で投資目的の売買仲介で外国人顧客を相手にする場合は、「税金の手続き」「物件の利回りの説明」「費用対効果のプレゼン」を英語でこなさないといけません。

つまり、日常会話レベルの英語力だけではなく、ビジネス英語力も兼ね備えている宅建士が求められます。

宅建士はどのくらいの英語力を持っていれば良いの?

「宅建士が英語を使って業務するにはどのくらいの英語力を持っていれば良いの?」と疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。

宅建士が行う業務内容で変わりますが、TOEIC800点~850点以上が指標です。

TOEICとはTest of English for International Communicationの略称で、世界的に有名な国際コミュニケーション英語能力テストを指しています。

今は英語力が低い宅建士でも、就職や転職で入社してから英語を勉強したりTOEICのスコアアップの努力をしたりすればOKです。

しかし、TOEIC800点~850点以上のスコアを持っていれば、「自分は英語力の高い宅建士です」とアピールできます。

「宅建業務の経験」+「ビジネス英語力」の両方を持つ人材は転職市場で限られていますので、英語力が高ければ高いほど十分に戦力になるわけです。

上記でも説明したように宅建士に英語力を求めている求人はありますので、更なるステップアップを目指すために英語の勉強に取り組んでみてください。

英語力の高い宅建士の年収は高い?

近年では、ホームページ内で英語の案内を行う不動産会社が増えました。

グローバル化が進む現在では、英語や中国語を話せる宅建士やスタッフを積極的に雇っています。

英語が使える人材は需要が高いため、宅建士の資格を持っていて尚且つ英語力の高い方は年収アップが期待できるのです。

就職先や転職先の会社が英語力の高い人材を求めているのかで変わるものの、TOEIC800点~850点以上のスコアがあれば年収で100万円~150万円くらいアップします。

外国人向けの投資物件のコンサルティングを英語で流暢にこなせる方や高度なビジネス英語が使える宅建士は、年収の大幅なアップも夢ではありません。

英語力のアピールで別のポジションで採用されることもありますので、宅建士の資格取得で満足するのではなく英語力を磨くのは選択肢の一つです。

宅建士の英語学習で押さえておきたいポイントは?

ここでは宅建士が英語学習を始めるに当たり、押さえておきたいポイントをいくつか挙げてみました。

  • 短期間でスキルアップを図るのは無理があるため、根気良く継続的に英語を学習する
  • 日常英会話に加えてビジネス英語のカリキュラムを中心に勉強する
  • 就職や転職が目的の人はTOEICのスコアアップを図る

一定の英語力を持っていれば、外国人との不動産取引でも怖くありません。

しかし、短い期間で何とかなる話ではありませんので、自分に合う英語の学習法を継続的に行ってビジネス英語を学んだりTOEICのスコアアップを図ったりすべきです。

宅建士の資格を活かして転職を行い、入社した後に英語を勉強する方法でもビジネスチャンスは大きく広がりますよ。

もちろん、ネイティブと同じくらいの英語力を持っていても、宅建士としてのスキルが低ければ意味がありません。

売買契約や投資を促すプレゼンを上手にこなすには実務経験が何よりも大事ですので、まずは宅建士としての実力を高めることから始めるべきです。

まとめ

宅建士に英語力が必要なのかどうか、英語学習で押さえておきたいポイントは何なのかまとめてみました。

ビジネス英語のスキルやTOEICでハイスコアを持つ宅建士は、外国人の顧客を相手にすることの多い不動産会社で重宝されます。

宅建士としての実務経験と高い英語力の両方を持つ方は転職市場で重宝されますので、英語の勉強にも力を入れてみてください。

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